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沼津の内浦・西浦地区で小中学生がフリーペーパー作成 地域の魅力を発信

フリーペーパー「うらっち」制作メンバーの子どもたちと関係者

フリーペーパー「うらっち」制作メンバーの子どもたちと関係者

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 沼津市内浦・西浦地区の魅力を地元の子どもたちが発信するフリーペーパー「うらっち」の完成発表会が2月12日、長井崎小中一貫校(沼津市内浦重須)で行われた。

完成した「うらっち」(関連画像4枚)

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 小中学生がフリーペーパー制作を通じて地域の魅力を学ぶ「コロマガプロジェクト」の一環。冊子作成に当たり、子どもたちは、取材、写真撮影、イラスト描きなどを全て自分たちの手で行う。2020年に創刊し、今年で発刊第4号となる「うらっち」の制作は、小学4年から中学3年まで12人で担当した。

 今回は初の試みとして、これまで同冊子の作成に関わったことのある中学生と高校生も加わり、「子ども編集部」を設立。メンバーで「New and Old~温故知新~」をテーマに決め、地元の青年が神楽舞を行う「河内の神楽」をはじめ、発端丈山(内浦重須)、「安田屋旅館」(内浦三津)、「駄菓子屋&BARとらちゃん」(内浦重寺)、閉校した内浦小学校のプール跡を活用した海ぶどう養殖場「しずおか海ぶどうLABO」(沼津市内浦三津)などを取材した。

 中学2年生メンバーの菊地八雲さんは「うらっち制作に参加するまで知らなかった河内神楽の取材に行った。練習の様子や本番も見学し、迫力ある神楽を見て伝統を守る姿に感動した。今回初めて制作に挑戦して地域の行事や事業を調べていくうちに、地元の魅力を広めたいという気持ちが湧いてきた」と話す。

 制作OBで高校1年生の渡辺奈央さんは「色鮮やかなイラストや、見出しのデザインなどにぎやかな紙面になった。中学3年間でうらっちの制作が終わりなのは寂しいと思ったが、編集部を設立して引き続き、取材や原稿作りのサポートに関わることができてうれしかった」と笑顔を見せる。

 A4サイズ・16ページ。同冊子は約5000部を印刷し、沼津市役所、内浦、西浦の地区センター、地域内の商店、ららぽーと沼津内にある「沼津コート」、プラサヴェルデ(大手町)などに設置する。

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