伊豆高原駅やまもプラザホール（伊東市八幡野）で3月21日、イラストレーターでタレントの水森亜土さんによる「お絵かきパフォーマンスライブ＆サイン会」が開催される。

　水森さんは、1970年代にNHKのテレビ番組「たのしいきょうしつ」で、透明なアクリルボードに歌いながら両手で同時にイラストを描くパフォーマンスで話題を集めた。番組出演のほか、キャラクターデザインや商品イラストなど多くの作品を発表しており、アトリエでの制作活動だけでなくジャズライブの定期開催など、現在も精力的に活動を行っている。

　同イベントは3月17日から開かれている「伊豆高原桜まつり」の一環で期間限定出店する「アドちゃんショップ」開店を記念し行うもの。期間中、水森さんによる制作作品の展示・販売を行うほか、21日のイベント時には、購入者を対象にサイン会を開くほか、クリアボードを使ったイラストパフォーマンスを行う予定。

　同イベントを企画したアートディレクターの石山暁二さんは水森さんとの親交があり、2013年から「水森亜土のおもちゃ箱画廊」（伊東市）の運営を行っている。石山さんは水森さんについて「頭の回転が速く、アクティブでサービス精神の旺盛な人」と話す。

　「水森さんは、きゃりーぱみゅぱみゅなどに代表される現代ポップカルチャーの『かわいい』文化を40年前から行ってきた先駆者。彼女に影響を受けて現在活躍する芸術家も少なくない。今回のイベントをきっかけに『かわいい』の元祖を見に来てほしい」と多くの世代に来場を呼び掛ける。

　ライブパフォーマンスは14時～（予定）。入場無料。