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伊豆の国の民宿の「バラ園」満開に 親子で育てたバラ2000株

バラ園の様子(5月12日撮影)

バラ園の様子(5月12日撮影)

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 伊豆の国の民宿「一句石(いっくいし)」(伊豆の国市中)で現在、「女将(おかみ)さんのバラ園」が見頃を迎えている。

バラ園の様子(関連写真5枚)

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 1968(昭和43)年開業の同民宿は、地元客を中心に法事や宴会、スポーツ合宿などにも多く利用されてきた。現在は2代目おかみの小林一世さんと、小林さんの三女に当たる若おかみの松井佳代さんが中心となって営業している。駐車場を拡張した際、地元客に向けて何か還元したいという一世さんの提案で2000(平成12)年からバラを植え始め、小林さんと松井さんで手入れしてきた。

 約1300平方メートルの敷地に約350種2000株のバラを育てているという。

 松井さんは「最初は一つの株で3、4本の枝にバラの花が10個ほど咲く程度だったが、ここ5年ほどでバラの株がとても大きくなり、花いっぱいのバラ園になった」と振り返る。

 5月12日現在、園内のバラはほぼ満開となった。松井さんによると、開花は昨年より4、5日遅く、見頃は5月20日ごろまでという。

 市内から訪れた70代の女性は「今年も美しいバラを見ることができてうれしい。最高の母の日になった」と話す。

 松井さんは「冬の寒い時期や夏の暑い時期など、手入れが大変で心が折れそうになることもあるが、こうやって多くの人が訪れ笑顔になる姿を見ると、やってきて良かったと思う。お客さん同士で写真を撮り合ったり、知人とばったり出会ったりと、この場所が皆さんの交流の場所にもなっている。入場無料なので、何度でも訪れてもらえたら」とも。

 入場無料。5月31日まで。

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