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「三島満願芸術祭」トークン販売開始 アートとデジタルで関係人口創出狙う

昨年行われた「三島満願芸術祭」の様子

昨年行われた「三島満願芸術祭」の様子

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 アートプロジェクト「三島満願芸術祭」のトークンの販売が5月14日、始まった。

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 三島満願芸術祭は昨年、三島市中心部で開催されたアートプロジェクト。アート作品を鑑賞するだけでなく、芸術家が三島で空き家を題材に作品作りに関係していき、展示に参加。展示後は賃貸物件などで住み続けることを目的としたアートプロジェクト。

 昨年は市内3カ所で実施し、3作品に延べ1500人が参加した。同プロジェクトを企画した山森達也さんは「作品をただ見に来るだけでなく、さまざまな場面で三島市との関係人口を増やしていきたい。今回のプロジェクトは単なるアートプロジェクトではない」と話す。

 トークンはクラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」を通じて取引を行う。販売総数は200万トークンで、総額200万円の資金調達を目指す。調達した資金は今後の芸術祭の活動費用に充てる。

 資金の用途について、「一度きりの観光で終わってしまうのではなく、訪れた人を『関係人口』として、地域の、よりディープな世界へつなげたい。そのための下地作りに活用できれば」と山森さん。

 トークンは保持数によって得点が異なり、1万トークン保有者は同芸術祭スタッフの青木彬さんとのトークセッション参加権など、トークン保有者限定のイベントなどに参加できる。

 山森さんは「トークンという聞きなじみのない概念を説明して、まずは運営メンバーに理解してもらうこと、これからはサポーターとなってくれる人に説明していくことが大変なポイント」と意気込む。

 初回販売は6月27日まで。

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