イベント「Global Pizza Party 静岡沼津 PizzaDAO」が5月22日、沼津のコミュニティースペース「わたらいクリーニング」(沼津市高島町)で行われた。
「Global Pizza Party 静岡沼津 PizzaDAO」で提供されたピザ(関連画像7枚)
米国発祥のグローバルコミュニティー「PizzaDAO」が2021年に始めた同イベント。きっかけは、2010(平成22)年5月22日にアメリカのプログラマーであるラズロ・ハニエツさんが1万ビットコインでピザ2枚を購入したのを記念し、毎年5月22日に世界同時無料ピザパーティーを行っている。昨年は世界70カ国、116都市で開催され、9300人が集まった。今年は世界150都市で開催された。
初開催の沼津は、沼津市在住のアートチーム「Peter and Joseph(ペドロアンドヨゼフ)」の田川誠さんと深澤慎也さんが企画。キッチンカーピザを販売する「NORA」(内浦)がピザを焼き、150ピースのピザを来場者1人に1枚を無料で提供した。
会場ではピザを食べるほか、「ペトロアンドヨゼフ」の作品展示と沼津市在住の画家マツナガマサエさんの地球とピザをテーマにしたウインドーアート、黒板アートの展示を行い、マツナガさんはライブペイントも披露。
会場には150人を超える来場者があり、同時に用意したメタバース会場にも国内外から約100人が訪れ、米イリノイ州から参加したマイダスさんがセレクトした音楽を流した。
田川さんは「音声配信のクラブハウスやXのスペースを通じて知り合った仲間からこの企画を知り、沼津でも開きたいと思い行動に移した。DAOやメタバースなど、まだみんなが知らないコアな世界だが沼津会場には多くの子どもたちが来場し、会場でのピザやメタバース空間を楽しんでいた。オンラインとオフライン、境界がないことに気づいた」と話す。
深澤さんは「僕たちの子どもの頃には想像できなかった世界が広がっていた。世界中のみんなと同時に同じことをする、すてきな一夜を体験した」と振り返る。
市内から訪れた小学5年の松永風香さんは「たくさんの人と会い、いっぱい話すことができおいしいピザも食べられて楽しかった。メタバースの中のピザもおいしそうだった。バーチャルの技術に感心した。メタバース建築家という仕事があると知り、私もやってやってみたいと思った」と話していた。