「サウナところてん」の試食会が6月9日、修善寺の温浴施設「修善寺時之栖(ときのすみか)」(伊豆市瓜生野)内の「アウトドアサウナKULTA(クルタ)」で行われた。
同試食会は「伊豆ところてん倶楽部」と「静岡サウナ協議会」が、同倶楽部が制定した「ところてんの日」(6月10日)ににちなんで企画したもの。伊豆ところてん倶楽部の会員社である栗原商店(清水町伏見)が開発中の「サウナところてん」を同館でアウトドアサウナを体感した利用者に無償で振る舞った。
当日提供したところてんについて、栗原商店の栗原康浩社長は「近年は風呂上がりやサウナ上がりでビールを飲む人は少なく、ノンアルコールの需要が高いと聞く。今回のところてんのタレは沼津産のミカンをベースにしたもので、クエン酸・ビタミンCの補給も可能。サウナで消耗した体力にはちょうどいい」と話す。
イベントではサウナに訪れた50人ほどが試食。「かんきつの爽やかな味わいがとても良かった」「酸っぱいものが苦手だけど、これは食べられる」などのほか、「もう少し甘みが欲しい」「うまみを足してほしい」などの要望も聞かれた。
栗原社長は「改善点を踏まえ、商品化を目指していきたい。完成後はサウナなどの温浴施設はもちろん、温泉旅館などの宿泊施設で活用してほしい」と話す。