沼津商業高校(清水町徳倉)の販売実習会「沼商屋」の決起会が6月5日、行われた。
今年で24回目となる同販売実習会では例年、サントムーン柿田川(清水町伏見)で高校生が各商店で見つけた名物や、高校生とコラボ開発した新商品を販売する。高校生たちは、商品の選定から仕入れ数の決定、販売の際のディスプレー作りなどを通し、実際の商売を学んでいく。
決起会では、沼商屋の目的やスケジュールなどを発表。企画に参加する同校マーケティングコース3年生から選ばれ、本年度のリーダーを務める「社長」に就任した園田哩(まいる)さんは「今年からより実践的に活動するために、授業としてでなく会社としての組織作りを行う。これまで個店舗に依頼していた商品開発もジャンルごとに整理し、より地域資源を生かした沼商屋を目指す」とあいさつした。
外部講師で「集客デザイン研究所」(三島市中央町)所長の増田隼人さんは「活気ある生徒が多く、2年生の時から商品開発の授業を行っていた。生徒たちは『今回はいよいよ自分たちが販売する番』と意気込んでいた」と話す。
販売会は11月15日・16日の予定。