「沼津ラクーンよしもと劇場オープン10周年記念特別興行『よしもとお笑いスペシャルライブ』」が7月6日・7日、沼津市民文化センター(沼津市御幸町)で行われた。
「沼津ラクーンよしもと劇場オープン10周年記念特別興行『よしもとお笑いスペシャルライブ』」に出演したトータルテンボス(関連写真4枚)
「沼津ラクーンよしもと劇場」(大手町)が7月7日で開場10周年を迎えるのに合わせて開催した。6日は中川家やロバート秋山さん、トータルテンボス、ジョイマン、すゑひろがりず、令和ロマン、7日はトレンディエンジェル、レイザーラモン、ミキ、COWCOW、佐久間一行さんなど2日間で25組が出演。2日間で約2200人が来場した。
2014(平成26)年に静岡県初の吉本興業の常設劇場として旧・西武沼津店新館に開業した同劇場。劇場オープンをきっかけに、富士彦さんやぬまんづの原いい日さん、うえたけさん、さこリッチさんは活動拠点を沼津に移し、地元に住みつつ劇場に立つ「住みます芸人」として活動している。劇場公演などで沼津を訪れるようになった間寛平さんが発起人のマラソンイベント「寛平アメマナイトマラソン in 沼津」が2021年から毎年開催されるなど、地域との交流を深めている。
ロバートの秋山さんは「ロバートのほかのメンバーはボクシングと料理に夢中だが、自身は沼津の劇場のこけら落としから出演しているので、何かしら関わりたいと思って来た」と、自身の曲「TOKAKUKA」や中国の伝統芸能「変面」を故梅宮辰夫さんのお面で行う「変梅」などを披露した。
富士彦さんは「劇場10周年とともに僕も沼津に移住し本籍も移して10年になる。当時、静岡に来た時『10年できたら一応認められたと思っていい』と地元の人に言われ、周りの皆さんに支えられて何とか10年を迎えることができて感謝している。地元に恩返しできるように、これからも沼津を、そして静岡を盛り上げられるよう頑張りたい」と話す。
清水町から訪れた鈴木史子さんは「10周年記念ライブだけあり、大御所たちがたくさん出演し、すごく面白かった。芸人たちがステージ上で本気でふざけていたり、楽しんでフッと笑っていたりする姿を見て、人生を生きていく上でこういう余裕や感覚、取り組み方が大切なんだろうなと感じた。笑いすぎて涙が出るほど楽しい時間を過ごすことができた」と話していた。