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長泉町が「世界一小さい公園」でギネスに挑戦 ふるさと納税制度活用

「プロジェクトを通し、シビックプライドの醸成になれば」と参加を呼びかける町職員と「世界一小さい公園」

「プロジェクトを通し、シビックプライドの醸成になれば」と参加を呼びかける町職員と「世界一小さい公園」

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 長泉町が現在、町内にある公園をギネス記録認定に向け動いている。

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 同町中土狩地域にある、通称「世界一小さい公園」を舞台に行う今回の挑戦。同園は1988(昭和63)年に町が行った区画整理がきっかけでできた空きスペースを元作られたもので、敷地面積は0.25平方メートル。園内には1人用のベンチがあり、「世界一小さい公園」の愛称でテレビなどで報道されてきた。

 長泉町企画財政課長の浅倉充さんは「公園ができた当時は町職員の『遊び心』がきっかけと聞いている。その後メディアで報じられ、珍スポットとして話題になった」と振り返る。

 今回のプロジェクトは、ギネス記録認定を念頭に正式に世界一を狙うもので、今年9~12月の認定を目指す。現在、町では同園を町の正式な公園として指定する作業を進める一方、同時にギネス認定にかかる費用の捻出方法を模索している。

 世界記録にこだわる点について、浅倉さんは「当町は静岡県で6年連続『街の住みここちランキング』に選ばれたが、世界一という地域資源がない。長泉を愛してくれる人にとって町に世界一があるのは、誇りの一つになると考えた」と話す。

 ギネス記録認定には認定員の招致や事務手数料など、およそ250万円が必要。費用捻出のため、同町ではガバメントクラウドファンディングを実施。目標額は250万円で、郵送・メール・ファクスのほか、ふるさと納税サイトでも受け付ける。

 浅倉さんは「長泉の土地に愛着を持っている人たちに応募してほしい。このプロジェクトを通し、市民の誇りを醸成していきたい」と話す。

 9月28日まで受け付ける。

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