城岡神社(沼津市大手町)創建200年イベントが9月7日・8日、大手町会館(同)と沼津市立図書館(三枚橋町)で開催される。
1824年に沼津城第2代の城主水野忠成が沼津城二の丸だった地に社殿を造営し、第11代徳川家齊から山城国伏見稲荷の御神体を拝受し城の守護神として奉斎した同神社。1868年から1872年まではこの地に沼津兵学校が置かれ、境内には「沼津兵学校址碑」が立てられている。
1874年にもともとの稲荷神社に東照宮(東照大権現)が相殿され、当時はそれぞれ「稲荷様」「権現様」と呼ばれていたが、1903(明治36)年に「城岡神社」へと改称し社号を統一した。
沼津の街中にあって気軽に参拝できる神社として、氏子はもとより地域住民や近隣で働く人たちに愛されている。
7日は大手町会館で「大手町じまんフェスタ」を開催する。11店がパンを販売する「ぬまづパンマルシェ」やeスポーツ体験、町内にある「さえ丸おじさんの店」「マスターズブリューイング」「華味」「シャスデリ」「aiai」「First Impact」が出店するほか、父母の会がかき氷などを販売。キッチンカー6台も出店し、イベント開催中の11時~14時は同神社南側の道路約100メートル区間を歩行者天国にする。
8日は沼津市立図書館で「城岡神社創建二百年奉祝記念講演会」を行う。久能山東照宮名誉宮司の落合偉洲さんを招き、「徳川家康公に学ぶ」と題した講演を行う。
大手町町内会総務部長の藤原維仁さんは「7日は『ぬまづパンまるしぇ』をはじめ、町内の人気飲食店やキッチンカーの出店、『グランツーリスモ』『太鼓の達人』などのeスポーツの体験ができる。8日は、さまざまな経験を持つ落合さんならではの豊富な知識を分かりやすく話していただける。貴重な話をうかがえる機会なので、ぜひ参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は13時~。定員は先着150人。入場無料。事前申し込みが必要。