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絵物語「ぬまづ昔ばなし」最新刊発行 問い合わせ増え市内書店でも販売

販売する「ぬまづ昔ばなし」と発行元「e-monogatari(エモノガタリ)」代表の青木さん

販売する「ぬまづ昔ばなし」と発行元「e-monogatari(エモノガタリ)」代表の青木さん

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 沼津に伝わる昔話や地区にまつわる話を挿絵と文章で表した絵物語「ぬまづ昔ばなし」が7月1日から、沼津市内の書店で販売される。

ぬまづ昔ばなし

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 1974(昭和49)年と1982(昭和57)年に「ぬまづ社会科研究会」が発行した「ぬまづ昔ばなし」を再編したもので、挿絵が多い絵物語の形式に仕上げた。

 冊子は絵物語に加えて、物語の舞台なった場所や地区の史跡などの紹介、その地区の小学生が地域を調べて紹介する「ちくレポ」、市立図書館が選んだお薦め本の紹介なども収録する。2022年8月に第1巻「天狗(てんぐ)のすもう」を発行し、これまでに8巻を発行。沼津市内の公立小中学校の図書館や放課後児童クラブ、沼津市立図書館、市内の各地区センター図書館に配架し、ウェブサイトでも無料公開している。

 発行元の「e-monogatari(エモノガタリ)」代表の青木一さんは「地域の魅力を未来につないでいきたいと考え、地元のアーティストやライターに協力してもらいながら制作を始めた。この本の認知が徐々に広がり、『どこで買えるのか』という問い合わせが増えてきたため、地元の書店で取り扱ってもらうことにした」と話す。

 青木さんは「地域に伝わる昔話や地区にまつわる話をエンタメとして凝縮した。挿絵を地元アーティストにお願いしているが、版ごとに違うアーティストに頼んでいるので、自分の好きな絵の一冊から手に取ってもらえれば。一人でも多くの人に読んでほしいと、採算度外視でワンコインの価格設定にした。この本を読んで現地に足を運び、沼津の魅力を感じてほしい」とも。

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