![「雄大」の土屋雄二郎会長(左)と土屋大雅社長](https://images.keizai.biz/izu_keizai/headline/1739099303_photo.jpg)
沼津港の飲食店「浜焼きしんちゃん」(沼津市千本港町)の経営権が2月1日、雄大グループ(三園町)に譲渡された。
1986(昭和61)年創業の同社。カラオケボックス「ラジオシティー」、カニ専門店「甲羅本店 八宏園」、創作料理「ゆうが」などを経営。現在は外食産業やレジャー産業、情報通信産業など20業態を展開している。
「浜焼きしんちゃん」はこれまで佐政水産(千本港町)が経営してきた。同店では沼津港で水揚げされたメギスやメヒカリなどの深海魚やサザエ、ホタテ、ハマグリ、カキなどをテーブルのコンロで自分好みに焼いて食べることができる。
メニューは「駿河湾深海おまかせ盛り」(1,859円)やホタテ、ハマグリ、カキの「とりあえず貝、3種盛り」(1,419円)などの浜焼きや、「贅沢(ぜいたく)お刺し身7点盛り」(2,728円)など。
同社の土屋大雅社長は「沼津港は子どもの頃から来ていた場所。沼津港の来場者数はこの10年で増えていて、観光客向けの店を経営することの意義も感じている。グループの年商が90億円を超えた。今後は、この店で得たノウハウを生かし100億円を達成し、地元に根付いた活動をしていきたい」と話す。
同社の土屋雄二郎会長は「沼津港には年間約160万人が訪れている。宿泊施設の誘致や夜に営業する店を増やしていくなど、点ではなく面として沼津港全体を盛り上げ、将来的に500万人が訪れる場所を目指していきたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時30分~21時(土曜=11時~21時30分、日曜=11時~21時)。火曜定休。