
長泉町下土狩にある「世界一小さな公園」がギネス世界記録に認定され、長泉町役場で2月25日、認定証の授与式が行われた。
ギネス公式認定員の藤渕文香さんが池田修町長に認定証を手渡した
同園は1988(昭和63)年に町が行った区画整理がきっかけでできた空きスペースを元に作られたもので、面積は0.25平方メートル。園内には1人用のベンチとエントランス、植栽などがあり、「世界一小さい公園」としてテレビ番組などで紹介されてきた。
同日、長泉町役場の庁舎でギネス世界記録の審査結果の発表が行われ、ギネス公式認定員の藤渕文香さんが池田修町長に認定証を手渡した。これまでの公式記録は、米オレゴン州のミル・エンズ公園の0.29平方メートルだった。
長泉町企画財政課長の浅倉充さんは「自分が住んでいる町に世界一があることがうれしいと、地域住民が喜んでくれている。最近では、行政の遊び心があるユニークな取り組みは時代的に少ないと感じているので、そうしたところを評価してもらえたのも個人的にうれしい。登録費用をガバメントクラウドファンディングとふるさと納税で賄えたのも市民の期待の大きさだと感じている。下土狩には鮎壺(あゆつぼ)の滝や世界かんがい施設遺産に認定された本宿用水もある。世界一小さな公園と併せて、多くの人に足を運んでもらえたら」と話す。