
「浮島ひまわりランド」(沼津市平沼)の菜の花が現在、見頃を迎えている。
約3500平方メートルの休耕地を活用した観光ヒマワリ畑の「浮島ひまわりらんど」は2008(平成20)年から、浮島地区環境保全推進会が中心となり整備を行っている。2017(平成29)年から冬に菜の花の種を植えるようになったという。
菜の花畑のきっかけについて、同会の長澤利之会長は「夏の観光ヒマワリ畑を始めて10年ほどたって役員の世代交代があり、夏のヒマワリだけでなく冬にも何かやってみようということになった。ソバなどを植えてみたがうまくいかず、新しい会長のアイデアで菜の花の種を植えたらきれいに咲き、そこから冬に菜の花の種を植えるようになった」と振り返る。
昨年は早く咲きすぎて1月半ばに寒気と強風で枯れてしまったことから、今シーズンは2週間ほど遅らせて種まきを行った。12月にほとんど雨が降らなかったことから成長が遅れ、1月に入っても花が咲かない状況が続いたが、中旬から雨が降り、2月初旬に咲き始めた。3月24日現在、見頃を迎えていて4月中旬ごろまで楽しめるという。
長澤さんは「菜の花が咲くまで、何度も畑に様子を見に行き写真を撮る日々が続いた。霜の影響で花が咲かないうちにだめになってしまうのではと心配したが、寒さをくぐって咲いてくれた。今年は例年になく長い期間楽しめるので、多くの人に足を運んでもらえたら」と話す。