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沼津「あじたるサンド」がSea級グルメ全国一 アジフライと緑のタルタル

「第16回 みなとオアシスSea級グルメ全国大会 in あおもり」でグランプリを受賞した「チームあじたる2025」メンバー

「第16回 みなとオアシスSea級グルメ全国大会 in あおもり」でグランプリを受賞した「チームあじたる2025」メンバー

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 沼津市の「沼津あじフライたるたるサンド(略称:沼津あじたるサンド)」が、9月27日・ 28日に青森県青森市で開催された「第16回 みなとオアシスSea級グルメ全国大会 in あおもり」でグランプリを獲得した。

沼津市非公式キャラクターひものん(左)と望月さん(関連画像5枚)

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 「Sea級グルメ」とは国内各地の漁港で水揚げされる水産物を生かしたご当地グルメのこと。16回目となる同大会には日本全国から26のみなとオアシス(=国土交通省により登録された港を基点とした交流施設などの愛称)が参加した。

 沼津市のSea級グルメ「沼津あじたるサンド」は、2024年に開発された。沼津名産のアジを使ったアジフライに抹茶で緑色にしたタルタルソースをかけ、石窯パン工房「しゃんぴによん」(沼津市三園町)のパンで挟んだもの。

 会場では当日、北海道から鹿児島まで26カ所の港町自慢の海の幸を使った料理を提供した。頼重秀一沼津市長と沼津市非公式キャラクター「ひものん」も応援に駆けつけた。来場者は入場の際に受け取った投票券で、一番おいしかったグルメに投票する。2日間の総点数が最も高いグルメが優勝となり、「沼津あじたるサンド」が見事1位に輝いた。

 Sea級グルメ部会長で、レシピ開発にも携わった「あした葉」(高島町)の望月大樹社長は「前回は優秀賞だったので今回優勝できて大変うれしい。今後も食の魅力で沼津港を盛り上げていく。あじたるサンドもさらに広めていきたい」と話す。

  沼津市から訪れた20代男性は「もともと音楽イベントで青森に行くことを予定をしていたが、Sea級グルメに沼津が参加することを知り、足を運んだ。みなとオアシス沼津のブースは、ひものんや呼び込みスタッフの存在感もあり、ここに並びたいと思わせるような工夫と、テントから香るアジフライの香りがお客さんを惹きつけていた。グランプリが発表され、とてもうれしかった。私も沼津の人間として、スタッフの皆さんから感じた熱意や沼津への思いを、いつか将来の沼津へ届けられるようになりたいと思った」と話していた。

 「ぬまづみなと商店街協同組合」理事の金子恭子さんは「生産地や形、時期などアジの目利きができる港の人間がこだわって作ったアジフライ。官民一体となり、能動的に動いた結果が優勝につながった。今後は『沼津あじたるサンド』が食べられる店を増やし、旅行ツアー商品にもして、観光客の滞在時間を増やし、沼津市全体の誘客アップに向けて取り組んでいきたい」と話意気込む。

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