沼津の青果店「REFS(レフズ)」(沼津市上土)がセントラルキッチン「REFS(レフズ)セントラルキッチン」を設けて、10月5日で1カ月がたった。
2008(平成20)年、沼津の上土商店街内にオープンした同店。店主の小松浩二さんが自ら足を運び、伊豆半島や静岡県東部を中心とした生産者が収穫した野菜を生産者から仕入れ、同店舗と熱海店で販売している。
キッチンでは野菜を新鮮なまま加工するために、急速冷凍施設や野菜洗浄ラインを用意。大容量の冷蔵施設で長期保存を可能にした。これによって、気候変動などでできすぎた野菜などを加工することができるようになった。9月にはネット限定で野菜セットの販売も始めた。
小松さんは「(野菜の)それぞれの状態を見極め、水分量、油分量、加熱のタイミングなどを探る作業はとても繊細で、まだまだ進化の途中。それでも、野菜本来のうまみを引き出すよう工夫している」と話す。「生産者が収穫適期に余さず収穫することで廃棄食材を減らし、健やかな畑を保っておいしい野菜を作り続けてく礎となれば」とも。
キッチンスタッフの一杉さゆりさんは「季節の恵みを旬のうちにたくさん収穫し、総菜や調味料に加工したり、オリジナルのこうじで発酵させたり、冷凍保存したりするなどして、さらにおいしく、長く楽しんでいただければ」と話す。
冷凍グロッサリーセットは7,800円。同店ウェブストアで取り扱う。