沼津市在住の画家、若林鮎(あゆ)さんの個展「Wisper of Winter:冬の足音」が11月22日から、自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「チャトラコーヒー」(沼津市大手町)2階のギャラリー「チャトラ『プレイス』」で開催される。
若林さんは裾野市出身。沼津西高校を卒業し、2002(平成14)年に沼津美術研究所を卒業。その後、コミックエッセーや漫画、イラスト、デザインの仕事と並行して洋服店や農協などに勤務した。2023年に兄の立川大介さんがクラフトビール・フルーツ発泡酒の醸造所「fete」を立ち上げるに当たり、ラベルデザインを担当したことから本格的に作家活動をスタートした。会場では、クリスマス限定のドリップバッグコーヒーも販売する。
タイトルにもなっているメイン作品は、A1サイズの「冬の足音」。個展では、このメイン作品をはじめ、冬の足音を感じながら描いた作品と、毎年描く季節の草花のカレンダー原画など、新作20点以上を展示する。
若林さんは「普段よく見かける景色が、私の作品を見ることで少し違って見えたり、日常の小さな気付きができたりすれば。この空間では、コーヒー片手に少しおしゃべりしながら絵を眺めることができる。子ども連れでも気軽に足を運んでもらえるよう、大人も子どもも楽しめる、絵本のようなわくわくする展示にしたい」と話す。
開催時間は8時~17時(土曜・日曜・祝日は10時~)。水曜定休。12月7日まで。