トークイベント「大人の、きほん Vol.4 こだわりの、積み重ね」が2月23日、沼津市民文化センター(沼津市御幸町)で開催された。
トークイベント「大人の、きほん Vol.4 こだわりの、積み重ね」に登壇した吉本ばななさん(左)と若木信吾さん(関連画像3枚)
4回目となる今回は、小説家の吉本ばななさんと、浜松市出身の写真家・映画監督の若木信吾さんをゲストに迎えた。ファシリテーターはキャスター・リポーターとして活動する鈴木沙弥香さんが務めた。
吉本さんと若木さんは、浜松のデニムブランド「JETMINMIN」のデニムを着用して登壇した。
吉本さんは「子どもの頃からよく土肥に来ていて、土肥の風景が古里のよう。当時は沼津港から土肥港までフェリーが出ていたので、沼津にも来ていた。沼津は山も川も海もあって、人も穏やかでいい」と話した。小説「はーばーらいと」に出てくる港は沼津港がモデルだと明かした。吉本さんの小説「白河夜船」を元に若木さんが監督・撮影し映画化されたことにも触れ、「短編からよく一本の映画に仕上がったと思う。こんなに完璧な映画化は奇跡的。若木さんの表現は私の表現したいものとズレがなかった」と話した。
若木さんは「最近、川と人の写真を撮っている。このトークの前も、ばななさんと川辺で写真撮影をしてきた」と話したほか、「文章にすることが苦手」とも告白。「写真で感じ取ってもらえればうれしい」としながらも、映画のあとがきなどで言語化を求められ、原稿が赤ペンだらけで戻ってきた経験を、ユーモアを交えて語った。「修正通りに直したら、良い文章だなと思った」と笑いを誘った。
沼津市内から訪れた40代女性は「ばななさんと若木さん、お二人のユーモアあふれる対談が、とても楽しかった。昔、何冊も読んでいた吉本ばななさんの本を、もう一度読み直してみたくなった」と話していた。