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伊豆・長泉のカフェが10周年 地元園芸家とのコラボ空間も

天井に吊るされたドライフラワーを眺める中村さん(右)と、林さん

天井に吊るされたドライフラワーを眺める中村さん(右)と、林さん

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 長泉にあるカフェ「Kandy cafe(キャンディカフェ)」(駿東郡長泉町、TEL 055-988-1553)が5月27日、オープン10年を迎える。

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 店主の林三樹さんが2005年に開いた同店。席数は22席。食事のほか、自家製のケーキのテークアウトを行っており、来客層は20代から高齢者までと層広い。

 10年前のオープンのきっかけについて「妻も自分も飲食業・カフェを経験していて、笑顔が集まり、それが周囲の人が元気になるような仕事をしたかった。カフェのオープン時はまだ店舗の仕上がりも途中だったが、自身で店内の壁紙や内装を手掛け、今の雰囲気ができあがった」と話す。

 林さんは10年間を振り返り、「来店客が望むものを率先して提供してきた時期もあったが、ある時期から自身しかできないサービスや商品の提供を意識して行っている。どこにでもあるものから、ここにしかないものを提供し、ファンを増やしたことが続く秘訣(ひけつ)」と話す。現在では地場産の生産物を積極に提供するスタイルを展開している。

 また、10周年を記念して22日からイベントを開催。イベント内では、地元の鮮魚店で調達したベニズワイガニを使ったペペロンチーノ(2,052円)、クロムツのパスタ(1,404円)、あしたか和牛ともち豚のハンバーガー(1,166円)など特別メニューを提供する。

 店内は函南町在住の園芸家・中村康宏さんによるドライフラワーを中心とする20種類以上の草花で装飾し、来場者を楽しませる取り組みも。

 中村さんは「食材や産地など同店の思いを聞き、花だけでなくトウガラシやパイナップルなどの食品の彩りを施した。来店者が見に来て、同店の思いや特徴を再発見してくれれば」とも。

 今後について林さんは「今後は店内で使用している食材を、自宅で使えるようにレシピの提供や、生産者の情報などを提示し、より安全で安心できる食の教育も行っていければ」と話す。

 イベントは27日まで。営業時間は11時~22時。毎週木曜、第3水曜。

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