下田市下田公園(下田市3)で、アジサイが見頃を迎えた。
敷地面積約10万坪の同園。観光協会によると、植えられたアジサイは15万株、300万輪で日本一の数という。品種は「クロジク西洋アジサイ」、「ウズアジサイ」、「アナベル」など100品種以上が咲き誇る。
小高い山の上にある同園では現在、ピンク、紫、青、白などのアジサイが斜面を彩っている。下田市観光協会の藤原徹佳さんは「今年は見晴らしをよくしたので、斜面を流れるように咲き乱れるあじさいが見どころ」と話す。
園内のアジサイの多くはボールのような形が中心だが、中にはハートの形をしたアジサイもあるという。「探しながら歩くのも楽しい」と藤原さん。
同園では6月1日から、「下田 あじさい祭」を開催している。期間中、園内の開国広場には露店が出店し、地場産品の販売、手搾り夏みかんジュースやキンメダイの天ぷらそばなどを提供する。土曜・日曜は下田太鼓の演奏や地元小学生の一輪車の演技披露なども行う。
同祭は6月30日まで。