総合建設業の加和太建設(三島市文教町)の2024年6月に竣工した新本社屋「三島のオフィス」が10月15日、「2026年度グッドデザイン賞」の上位100点「グッドデザイン・ベスト100」に選出された。
「2026年度グッドデザイン賞」の上位100点「グッドデザイン・ベスト100」に選出された加和太建設の新本社屋
同社は本社機能を街なかに分散させる「分散型本社」構想を掲げており、同施設はその中核拠点として建設した。設計は、「金沢21世紀美術館」(石川県)や「十和田市現代美術館」(青森県)など国内外の著名な建築を手がけたことで知られる建築家・西沢立衛(りゅうえ)さんが率いる設計事務所が担当。水平に重なる2枚の自由曲線スラブ(床や屋根)によって建築の内外の境界を曖昧(あいまい)にし、社員だけでなく地域の人たちが集い、交流できる場を作った。
グッドデザイン賞の審査委員からは、「地域の未来を形づくる場の投資に力を注いできた企業のビジョンが表れている」と評価。「駅前の新社屋を交流拠点に振り切り、ワークスペースは街中に分散させるという斬新な発想と、世界標準の建築の質を駅前という立地で誰もが体験できるようにした功績」が高く評価された。
同社の河田亮一社長は「オフィス空間そのものからクリエーティビティーが生まれる場を、社員だけでなく地域の人にも開いていきたいと考えた。これからも当社はこの本社屋を起点に、三島という地域で多様な出会いと共創を生み出していきたい」と話す。
11月13日には、受賞を記念した本社屋の見学会を開く。開催時間は、1回目=11時~12時、2回目=13時~14時の全2回。定員は各回15人。参加申し込みは11月9日17時まで、ウェブサイトで受け付ける。