伊豆半島で台風18号が猛威振るう 台風一過に「笠雲」、富士山もお目見え

台風一過後、「笠雲」をまとった富士山(加々見一樹さん提供)

台風一過後、「笠雲」をまとった富士山(加々見一樹さん提供)

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 9月9日午前に知多半島(愛知県)に上陸した台風18号は、伊豆半島にも猛威を振るった。

 9日は朝から台風の影響で未明から波が高く、多くの港で漁業が中止となった。シュノーケリングで有名なヒリゾ浜(賀茂郡南伊豆町)で浜渡しを行っている漁師・高野克宏さんは「台風の影響で波が高く、本日は橋も港に片付けて欠航となった。次の台風も近づいているため、利用時には問い合わせてもらえれば」と話す。

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 また三島市内では台風による落雷によって、住宅が一時停電になるなどの被害があったが、三島市消防署によると台風の影響による救急出動はなく、大きな被害はなかったという。

 台風18号は北上を続け、伊豆半島の影響は午後になると和らぎ、夕方ごろには晴天となった。台風一過のおかげで空気が澄み、夏場では珍しいくっきりとした富士山がSNSなどで多く投稿され、タイムラインを埋めた。

 三島市に住む自営業・加々見一樹さんは夕暮れの富士山を撮影し、フェイスブックにアップした。富士山は山頂部に雲の掛かった「笠雲」をまとったもので、長井崎(沼津市内浦)で撮影されたもの。

 加々見さんは写真の特徴について「台風後はいつもこの場所で撮影している。今回はコンパクトデジタルカメラでどれだけ綺麗に撮影できるか挑戦した」と話し、「伊豆に長く住み、見馴れた富士山でも、まだ新鮮な表情が有ることに感動している」と富士山の撮影の感想を話す。

 気象庁は、これまでの大雨により地盤が緩んでいる場所があり、9日夜遅くまでの土砂災害、また10日朝までの高波に注意を呼び掛けている。