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河津の温泉宿に「ハム部屋」 屋上にアマチュア無線の巨大アンテナ設置

「ハム部屋」でチューニングを行う上村専務

「ハム部屋」でチューニングを行う上村専務

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 河津にある七滝温泉ホテル(賀茂郡河津町、TEL 0558-35-7311)が9月24日、客室の一室をアマチュア無線対応にリニューアルした。

直径9メートル「地球の裏側」まで聞こえるアンテナ

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 同旅館は天城ループ橋に近い七滝温泉にあり、創業は1971(昭和46)年。館内は20の和室があり、外風呂は貸し切り風呂を含めて5カ所。全て源泉掛け流しの温泉が楽しめるのが自慢で、同所の名物「カワヅザクラ」の満開時期である2~3月は満室状況となる。

 今回「ハム部屋」としてリニューアルした302号室は、間取りは通常の部屋と同じだが、部屋の奥にテーブルがあり、3本のアンテナを結ぶケーブルと、アンテナを切り分ける同軸切り換え器を設置。屋上には直径9メートルのアンテナを設置し、良好なアマチュア無線環境を整えているという。

 ハム部屋を設置したきっかけについて、上村和正専務は「私の趣味でもあるアマチュア無線を愛好家にもっと利用してもらいたいと思ったのがきっかけ。都心やマンションでは巨大なアンテナが設置できない人にぜひ楽しんでもらいたい」と話す。

 アマチュア無線の利用には無線従事者の免許が必要で、レシーバーなどの送受信機は利用者が持ち込むのが条件。受信感度は「100ワット程度の出力であれば、地球の裏側の人々と更新できることもある。モールス信号であれば50ワット程度でも遠くの人と交信できる」と上村専務。

 「桜のシーズンだけでなく、通年を通してアマチュア無線のファンが集まり、実際に合って交流する場所になってくれれば。ハム部屋をきっかけにアマチュア無線の魅力を広く知ってもらいたい」と期待を寄せる。

 宿泊料金は、1泊2食付き1人=14,000円。予約は電話・ホームページで受け付ける。

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