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下田の水族館でアザラシが「五郎丸ポーズ」披露 ラグビーW杯人気あやかり

「五郎丸ポーズ」で観客を沸かせるサクラコ

「五郎丸ポーズ」で観客を沸かせるサクラコ

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 下田海中水族館(静岡県下田市3、TEL 0558-22-3567)のアザラシ・サクラコが、ラグビー全日本代表・五郎丸歩選手の「五郎丸ポーズ」を10月13日から披露している。

ラグビー日本代表にねぎらいのメッセージを贈るサクラコ(左)とコハル

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 1967(昭和42)年に設立した同館。天然の入り江を利用した敷地には、下田周辺で採取される340種類以上の魚類や貝類を見学でき、イルカやアザラシのショーを呼び物に年間約20万人が訪れる。

 同水族館では5頭のゴマフアザラシを飼育しており、「五郎丸ポーズ」を披露するのは、アザラシショーでも人気を集める「サクラコ」。ショーの後半ではサクラコが来場者の記念撮影に応じるコーナーがあり、いつもは季節のメッセージなどが書かれたプレートを持つ担当という。

 アザラシ飼育員の大和地未沙子さんによると、サクラコの仕草が「五郎丸ポーズ」に似ていると気づいたのは数日前。プレートを持たない状況で前足を絡ませている場面を来場者が見て、「五郎丸のポーズに似ている」との指摘を受けたという。その後、水族館で同ポーズの完成度を高めるトレーニングなどを行い、13日からショーの一部に組み込み来場者の人気を博している。

 13時20分のショーには、約30人の来場者が集まり、サクラコに注目。最後に五郎丸ポーズを決めると、「似ている」「面白い」と歓声が上がった。

 東京都から来た20代男性は「ショーが始まるまで全く知らなかった。今話題のポーズを見てうれしく思った」と話す。

 大和地さんは「ゴマフアザラシはとても学習能力が高く、五郎丸ポーズと一緒にラグビーボールを持つトレーニングをしたらすぐに習得した。ぜひ生で見に来てほしい」と話す。

 同館シニアマネジャーの林真一さんは「下田という地域の特性上、夏が繁忙期になるが、そのほかのシーズンは静かなになる。そんな中、旬の話題で水族館に多く立ち寄ってくれるきっかけになれば」と期待を寄せる。

 営業時間は9時~16時30分。入場料は大人=2,000円、小人(4歳~小学生)=1,000円。

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