道の駅伊東マリンタウン(伊東市湯川、TEL 0557-38-8841)に10月17日、クラシックカー約140台が集まり、来場者の目を引いた。
この日、同所ではイタリア発祥のクラシックカーレース「ラ・フェスタ・ミッレミリア2015」が開催されており、同所もチェックポイントの一つとして登録。同レースにはクラシックカー約140台がエントリーしており、1都7県約1200キロを走破する。
レースは、走行コースに設けた50カ所のポイントを通過することが条件となる「PC競技」を展開。PC競技は、指定された区間を正確に走行することを競うもので、同レースでは100メートルを18秒台で走るのが目標設定となる。
日本で行われる同レースは今回で19回目。同所をポイントにしたのは2011年からで、今年は147台がエントリーした。最終日のこの日は、箱根からスタートし、スカイラインを経由、同地をチェックした後に、ゴールとなる外苑前へと向かった。
同イベントを運営するフォルツァ(東京都)の円谷祐介さんは「今年は1922年製を筆頭に非常に珍しい自動車がやって来ている。参加メンバーも国内だけでなく、海外から40台近くのエントリーがあった。今年の伊豆スカイラインは富士山がくっきりと見え、絶好のレース日和」と話す。
参加者の1人で京都市からエントリーした上島孝行さんは、1925年製のブガッティT13ブレシアで参戦。上島さんは「故障や修理となるとパーツを手に入れるのが困難。時には鉄工所で自作することもある」と苦労を語りながらも「現在の自動車のようなライン生産と異なり、全てが手作り。一つ一つ表情が異なるのがクラシックカーの魅力」と笑顔を見せていた。