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伊東「全国まくら投げ大会」募集開始 過去最大48チームの参加呼び掛け

市役所内でまくら投げのフォームを披露する木部さん

市役所内でまくら投げのフォームを披露する木部さん

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 伊東市は11月2日から、「第4回全国まくら投げ大会in伊東温泉」の参加チームを募集している。

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 同大会は2016年2月27日・28日に伊東市民体育センター(伊東市玖須美元和田)で開催されるもので、今回は「大人の部」「子どもの部」の2部門の募集となっている。

 大会のきっかけは伊東高校城ヶ崎分校の学生が2010年、「デザセン2010」(全国高等学校デザイン選手権大会)で「枕投げのすすめ」を提案し受賞したことがきっかけ。その後、観光振興と伊東市のPRを目的に、伊東市や観光協会などが協力し、同大会を開催。

 大会は約40畳のスペースに各陣地畳と布団を敷いてスタート。メンバーは主将を含む5人で、相手チーム全員か対象を枕で仕留めるルール。参加選手は浴衣を着用したり、「先生が来たぞ!」とコールされると所定時間正座をして停止したりしなくてはいけないなどユーモア溢(あふ)れるルールで運営されていく。同大会専用の枕としてけがをしにくい専用枕なども開発、採用されている。

 大会はその珍しさからテレビや雑誌、インターネットで話題になり、年々参加者が増加。昨年は20チームを募集するところ、全国から60チームの応募があったほど。同大会を担当する市観光課の木部陽介さんは「年齢も幅広く大人の部では70代の男性からも応募があったほど。職場や学校、サークル単位の応募が多かった」と話す。

 今年は開催日時を2日に倍増し、48チームを募集する。大会は大人の部と子どもの部の2部門に分け、大人の部は昨年優勝チームと学生の地方大会を勝ち抜いたチャンピオン50チームで試合を行う。

 同大会について木部さんは「当大会を行いたいという声が多く、遠くは福岡からの問い合わせも。しかし、運営に畳や布団・体育館など用意が掛かるのと、複雑なルールのために判断する審判員不足が目下の問題。市に来てもらうだけでなく、枕投げの文化を通じて、多くの人が伊東市を知るきっかけをつくるため、今後は指導員や運営メンバーの育成をし、ゆくゆくは地区大会などから上がっていき、伊東で全国大会を行いたい」と話す。

 応募締め切りは11月いっぱいまで。応募の詳細は市のホームページまで。

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