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南伊豆・波勝崎苑のサルが人気 年賀状撮影の追い込みで

エサに集まるサルたち

エサに集まるサルたち

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 南伊豆にある野猿公苑「波勝崎苑(はがちざきえん)」(賀茂郡南伊豆町)の野猿たちが12月になって脚光を浴びている。

【関連画像】西伊豆の海を眺めるサル

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 同施設は南伊豆の南端に位置し、生息するニホンザルは約300頭。東日本では最大規模の野猿の生息地として知られている。

 同施設は1957(昭和32)年にオープンした施設で、それまで同地域には餌付けされないサルが多く生息していた。炭焼きのために同地を通っていた肥田与平さんの手によって飼育が成功し、現在の形となった。

 施設がオープンしてから現在まで16頭のボス猿が君臨し、ボス猿が交代するタイミングには、日本の首相が交代するジンクスがあったというが、同施設の飼育担当者は「ここ数年は首相が入れ替わるタイミングが早すぎて、ボス猿の交代が追い付いていない状況」と笑う。

 来年の干支(えと)が申(さる)年ということもあり、年末に若干のにぎわいを見せている同施設。飼育担当者は「普段は冬に訪れる人が少なくなるが、12月になって土日の家族連れが多くなっている。どの家族も子どもたちとの記念撮影をしていく」と話す。

 この日年賀状の撮影に訪れた、東京都からやってきた家族は「年賀状の撮影のために、この場所を調べてやってきた。リアルなサルたちに子どもが驚いてなかなかシャッターチャンスをつかめない」と苦笑いをする。

 同施設では申年となる来年、「正月3日は、申年生まれの年男・年女は半額にするなど1年を通してイベントを行う予定」といい、「例年5月ごろから赤ちゃんザルの出産時期となり、かわいい姿も見られる。申年をきっかけに足を運んでほしい」(飼育担当者)と呼び掛ける。

 営業時間は8時30分~16時30分(3月15日まで)。入場料は大人=700円、小学生以下=350円。

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