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伊豆箱根鉄道で小学生たちが「社長」体験 若手経理職員が会社経営ゲーム考案

「社長の椅子」を体験する小学生たち

「社長の椅子」を体験する小学生たち

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 伊豆箱根鉄道(三島市大場)で8月1日、体験学習イベント「いずっぱこの社長になろう!」が行われた。

名刺交換をする「子ども社長」と「専務」

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 小学生3年~6年生を対象とした同イベントは今年で2回目。イベント内では,子どもたちが仮想の会社「いずっぱこ株式会社」の社長として、同社が運営している鉄道、バス・タクシー、水族館、ドライブインの4事業を選び、チームで会社の収益を上げていくゲームを行った。ゲームは同社の経理職員たちが企画し、当日は子ども社長らの「秘書」として、参加者のサポートも行った。

 当日は地元を中心とした小学生10人が参加。「子ども社長」らは、資本金の中から保険を購入したり、事業イベントで増えた資金をもとに他事業への投資を行ったりした。子ども社長らは、イベントで発生した収益を計算しながら1年後の黒字化を目指した。

 イベント中は、同社の尾崎匡専務が子ども社長らと名刺交換を行った。尾崎専務の名刺を受け取った子ども社長は初めての体験に緊張した様子であいさつを交わしていた。

 イベントの最後には、実際の社長室で「社長の椅子」に座って記念撮影する企画も行った。記念撮影では、メガネやヒゲなどの小道具を取り入れ、より「社長らしい」姿での撮影となった。イベントに参加した小学4年生の渡辺颯太くんは「お金の計算など難しく、社長の仕事は大変だと思った」と感想を話す。

 同企画を担当した経理部会計課の望月希美さんは「イベントの最初は子どもたちが大人しかったのが心配だったが、ゲームが進んでいくうちに打ち解け、どの子どもたちも楽しそうで安心した。今回のゲームを通して社長になる逸材が育ってくれれば」と期待を寄せる。

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