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三島で「クリエーティブは毒か?」テーマに対談 うるまさん、遺伝研教授と

今回の対談をおこなう有田教授とうるまさん

今回の対談をおこなう有田教授とうるまさん

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 三島市民文化会館(=ゆうゆうホール、三島市一番町)で9月16日、対談イベント「クリエイティブファクトリー・クリエイティブは毒か薬か」が開催される。

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 同イベントは三島市のクリエーティブ推進ディレクターに就任したアーティストユニット「うるまでるび」のうるまさんが司会を務め、各ジャンルの専門家を招きクリエーティブをテーマに対談するもの。年度内に12回開催する予定。

 第1回目となる対談では、国立遺伝学研究所・ 生命情報研究センターの有田正規教授が登壇。有田教授は生物の代謝(メタボロミクス)を中心に研究を行っている。メタボロミクスの研究のほかにも、著書「科学の困ったウラ事情」では、科学研究と社会について述べるなど、精力的な活動を行っている。

 今回の対談は「クリエーティブは毒か、薬か」をテーマに、お互いの専門分野から探っていくというもの。企画を担当するシード(同文教町)の木部一さんは「アートにはもっと『毒』が必要だと思っていた。リアルな世界は隠したくなる『毒』があって、ともするとそれが健全な社会とされてしまう。だからこそその『毒』の存在を明らかにすることは人間の鏡としてのクリエーティビティー(創造性)に不可欠。お互いの立場から毒や作用について話してもらいたく、企画した」と話す。

 同企画に対してうるまさんは「自身が作品を作るにあたって、必ずしもためになるだけのことを作っているわけでなく、多少の毒は必要と思う。今回はクリエーティブはどのように人に動くのか、一緒に話していきたい」と話す。

 有田教授は「毒と薬は表裏一体で、人がどのように受け取るのかで変わってくる。薬剤にも効能と副作用があるように、人の体に作用していく。アートやクリエーティブも、どのように作用していくのか話を進めていければ」とも。

 18時開場、開催時間は18時30分~。入場無料。予約・問い合わせはクリエイティブファクトリー事務局(TEL 055-988-0777)まで。

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