沼津の「サンウェルぬまづ」(沼津市日の出町)で1月24日、「あたたかな親子関係をつくる心の整え方」セミナーが開催された。
親子コミュニケーションのあり方について考える同セミナー。当日は30代~50代の子を持つ親や、小学校教師など約50人が集まった。
企画した「静岡県ことばと心を育む会」スタッフの栗原千絵子さんは「子どもができないこと、上手にできないことは多くあり、心が折れることは多い。子どもをコントロールしようと思う心から、出来事にとらわれることや、心の中のいろいろな感情を表出できる機会も持ちにくい中、自分らしい生き方を選択するために、どのように心を保ち整理するかが重要」と話す。
セミナーでは、講師の渡辺奈都子さんが3つの「向き合う」をテーマに講演を行った。渡辺さんは「自分の環境を動かす『変えられるもの』と向き合う、子どもの長所を伸ばす『強み』と向き合う、未来や過去にとらわれず現状を見つめ『今』と向き合う」と話し、子どもと向き合うためのポイントを紹介した。
愛知県から参加したという女性参加者は「今悩んでいた事の解決の糸口が見つかって、とても有意義な時間になった。今を大事に、子どもの強みに目を向けるようにしたい」と話す。