日本大学国際関係学部(三島市文京町)で1月29日、イベント「ちびっこ国際教室~さらわれた姫を助けよ~」が開催された。
同イベントは、在学生有志らが企画したもの。イベントは「ティーチングインターンシップ(TIP)」のプログラムを受ける学生研修の一環で、今年で3年目。海外の学校で日本語を教える学生たちが、海外の文化を日本の子どもたちに教えるという企画。
今年は「さらわれた姫を助けよ」がテーマ。海賊に姫をさらわれた傷心の王子を助けるために、参加者である子どもたちが、チームごとに「世界中」に探検に出掛けるというストーリー仕立て。各国に見立てた各教室では、幅広い年齢層の子どもたちが各国語のあいさつや伝統的な遊びなどを学び、体験しながら楽しんでいた。
当日は地元の幼稚園児や小学生ら約70人が集まり、イベントに参加。参加した保護者の一人は「子どもは英語がほとんど分からないのだが、とっても楽しんでいた。歌や踊り、クイズなど大人も楽しめる内容だった。語学ができなくても体験して楽しめるというのがよかった」とコメントした。
今後について実行委員会の服部克郎さんは「多くの参加者が海外とのコミュニケーションのきっかけになったと思う。このような大がかりな年1回イベントだけでなく、大学の外でも、子ども向けのいろんなイベントを行いたい」と話す。