日本最長の歩行者専用つり橋「箱根西麓・三島大つり橋」(愛称=三島スカイウォーク)内にあるレストラン「森のキッチン」が2月24日から、「プレミアムフライデーカレー」の販売を始める。
今月から実施される「プレミアムフライデー」にちなみ考案した同商品。同店の名物メニュー「三島ブランドカレー」に、大きさ10センチ四方の金ぱくを張り付けたゆで卵と、ルーに金粉をトッピングする。一日5食限定で、価格は1800円。
プレミアムフライデーは、政府および経団連を中心とした経済界が提唱するもので、給料日直後に該当しやすい最終金曜日を対象に、早い時間の退社を奨励し、夕方を買い物や旅行などの消費に充てるキャンペーン。静岡県内では官民一体で推進する取り組みが行われている。
同商品を考案した星野光紀さんは「当初はルーの部分に金ぱくを入れようと思ったが、薄く軽いため、ルーに貼るのが難しかった。そこで、ゆで卵に張り付けるアイデアに行き着いた」と話す。
「金ぱくは失敗して2枚使うと赤字になってしまう。あくまでも限定商品なのでギリギリの価格。作業はとても慎重に行っている」とも。
「ほかの飲食店などでは、食べ放題や大盛りなどを強調している店舗が多いが、観光地のためにさまざまな年代の人が来る。多くの人にプレミアムフライデーを知ってもらうため、豪華さを選んだ」と星野さん。
スカイウォーク運営会社「フジコー」スタッフの宮下あかねさんは「2015年末に開設した新しい施設だからこそ、新しいイベントを活用したアプローチを行いたい。今後もこのような企画を発信してれば」と意欲を見せる。
商品提供は24日~26日まで。来月以降も提供を検討している。