三島の紙製品を取り扱う企画会社「パピアパペル」(三島市一番町)が3月30日、三島市オリジナル商品の販売を始めた。
静岡東部で作られている県産品の「紙バンド」を使った雑貨の企画販売を手掛ける同社。同社が手がける紙バンドで作られたグッズは現在、国内のクラフト作家から人気を集めるほか、パリや台湾などでも展覧会を開くほどの人気アイテムとなっている。
社長の日吉景子さんは、マスキングテープの特徴にてついて、「和紙がベースの商品。日本の紙独特の柔軟さ、紙の温もり、海外からも注目を浴びている。通常は塗装をする時の保護テープとして使われるが、現在では文具として人気の高いジャンルとなっている」と話す。
今回発売した新商品のマスキングテープは、市内在住のデザイナー、住麻紀さんと共同開発した。テープには、カワセミ、ミシマバイカモ、イチョウ、富士山など三島の名物らをあしらったもので、2カラーを用意する。
日吉さんは「市民にも魅力を知ってもらい、このツールを持って伝えていってほしい」と笑顔を見せる。
「より地域の魅力を知ってもらえるような商品を今後も作っていきたい。伊豆半島の新しい土産品になれれば」とも。
価格は450円(税別)。佐野美術館(三島市)で販売している。