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稲取で「キンメマラソン」 ランナーにキンメみそ汁の「おもてなし」も

キンメマラソンのポスターを持つ、西塚さん

キンメマラソンのポスターを持つ、西塚さん

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 東伊豆町・稲取地区で6月11日、「第2回稲取キンメマラソン」が開催される。

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 東伊豆クロスカントリーコースを発着拠点に開催する市民マラソンの同イベントは今年で2回目。

 種目は、ハーフ(2oキロ)、10キロ(10キロ)、エンジョイラン(3キロ)の3種で、昨年は約2000人が参加。タレントのLiLiCoさんもマラソンに挑戦した。

 稲取はキンメダイの産地としても知られており、マラソンをゴールしたランナーにはキンメダイのみそ汁を振る舞う。ゴールでは稲取温泉旅館組合のおかみたちが出迎え、稲取の観光の魅力をPRする工夫も行っている。

 同イベントを企画した、稲取地区出身で現在は伊豆高原でネイルサロンを経営している西塚良恵さんは「稲取は昔から温泉旅館などが多く、おかみや仲居さん、従業員の『おもてなし』の多い町。マラソンは関係者だけでなく街の人々が応援し、協力し合うイベントで観光地に向いている。稲取にふさわしいイベント」と話す。

 「第1回大会から予算は全てランナーの参加費とスポンサーの協賛でまかなっている」とも。「助成金に頼った運営になってしまうと、自治体の予算などで実現しないこともありうる。最初から長く継続することを目標に、自立した運営を目指している」と西塚さん。

 今年は町内外からのボランティアスタッフの申し出もあり、地元の稲取駅には伊豆急行が、都心部からの来場者のために特別編成で列車を走らせるなど、地域活性の和が広がっているという。

 西塚さんは「マラソンで走った楽しさだけでなく、稲取は人の温かい町。今回走ってくれたことで稲取の資産に気づき、また好きになってくれれば」と話す。

 マラソンは10時スタート。

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