東伊豆町・稲取地区で6月11日、「第2回稲取キンメマラソン」が開催された。
同大会は昨年に引き続き2回目。稲取地区を中心に20キロ・10キロの2種競技にエンジョイラン(3キロ)の3つの分野で走るもので、2000人のエントリーに対して1981人がレースに参加した。
沿道では、地元住民を中心にレースを応援する姿なども見受けられ、地元幼稚園生も一所懸命に声援をした。レースを応援する地元の小学生らは「いつか自分もレースに出て1等賞になりたい」と話していた。
60歳以上の部門で優勝した河津町在住のJA職員・稲葉定之さんは「昨年よりも若干スコアが上がった。もともとは100キロマラソンをメインとしていて、今回は北海道のレース前に自分への挑戦だった」と話す。
マラソン歴20年となる稲葉さん。稲葉さんはその魅力について「マラソンは身体のみで戦うレース。道具や技術によって大きく差が開くことのないもので、とてもシンプル」と話し、優勝の金メダルと副賞のキンメダイの煮付けをかじるポーズを披露した。
レースが終わり、キンメマラソン実行委員会は「準備は本当に大変だったが、ランナーの参加者たちが『また来年も行きます』という声に、お互いの頑張りが報われた気がした。参加者だけではなく、南伊豆から伊東まで多くの人に助けてもらい、無事に開催できることを感謝したい」とコメントを発表した。