「酪農王国」(函南町丹那)が8月1日、新商品「丹那コーヒー ソフトクリーム」の販売を始めた。
丹那にある観光農園「酪農王国オラッチェ」が運営する同施設。同地で生産する乳製品を使い、商品の開発・販売を行っている。
人気商品の、丹那産牛乳を使ったソフトリームは濃厚な味わいが評判で、県内だけでなく県外からもソフトクリームを求める人が訪れる。
新商品の「コーヒーソフトクリーム」には同施設で作ったコーヒー入り乳飲料を使う。同施設の井口直哉さんは「甘みが特長で、大人から子どもまで愛されるロングセラー商品」と話す。
「今年の5月に道の駅ができ、ソフトクリームのさらなる付加価値と満足度の向上のため新商品開発に着手した」と井口さん。2カ月ほど試作を重ねたという。開発に関しては「ソフトクリームもコーヒーも甘みが強いのが特長のため、そのまま混ぜると甘みがくどくなる。コーヒーの風味と甘さのバランスを作るのに苦労した」とも。
新商品は、同施設のほか、道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」(同塚本)でも販売を始めた。20代の女性客の一人は「コーヒーの香りがとてもよく、普段のソフトクリームよりも大人の味わい。甘すぎなくてちょうどいい」と話していた。
今後は夏休み時期のファミリー層を中心に販売を行っていく予定で、よりミルク味を強調した「ミックス」の販売も行う。井口さんは「函南の新しい味をぜひ試してもらいたい」と呼び掛ける。
価格は、酪農王国=350円、道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」=400円(ミックスも同価格)。