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沼津で「みどりまつり」 地元農業高校による「変り鉢」生け花展示やパフォーマンスも

長靴の花器に苦労する高校生ら

長靴の花器に苦労する高校生ら

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 キラメッセぬまづ(沼津市大手町)で11月18日・19日、イベント「第90回秋のみどりまつり」が開催される。

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 年2回開催する同イベントは今回で90回目。会場内では花や緑をテーマにした物産販売や、ワークショップ、子ども向けの生け花教室や緑の相談窓口、プレゼント抽選会などを行う。

 会場では90回を記念して、田方農業高等学校(函南町)フラワーデザイン部によるパフォーマンスと「生け花バトル」を開催される。

 フラワーデザイン部顧問の赤池章助さんは「生け花・フラワーパフォーマンスや押し花など各ジャンルで県内でもトップクラスの技術を誇る。高校生では珍しく技能オリンピックに出場する選手もいるほど活気がある」と話す。

 15人いる部員たちは18日、フラワーアレンジメントを行い、花束を来場者に進呈するパフォーマンスを披露する予定。パフォーマンスのほかにも2人の部員らによる「生け花バトル」イベントを予定し、現在最終の練習を行っている。

 生け花バトルは、与えられた花たちを5分の制限時間で生けるもので、審査員の得点だけでなく観客らの投票によって勝負が決まる。赤池さんは「生け花よりも自由でいかにインパクトがあって美しいかを短時間に表現するのが見どころの一つ」と話す。

 今回のバトルに出場するのは、園芸デザイン科に所属する2年生の古海萌佳さんと、川口莉醐さん。2人は11月24日から開催される技能五輪全国大会に出場する実力者で、当日は2人の技能の競い合いが見られる。

 今回のイベントでは、2人は「変り鉢」と呼ばれる通常生け花に使われる花器とは異なる器を使ってバトルを繰り広げる。「通常使われる花や器などは想像できるが、今回は全く想像できない。2人ともとても苦労している」と赤池さん。

 古海さんは練習として長靴を使って生け花に挑戦する。川口さんはゴミ箱を使うなど、当日を想定した練習を行った。古海さんは「バランスを取るのがとても難しく、イメージ通りに行くのかとても不安」とも。

 川口さんは「90回目の記念もあり、呼んでもらえた。当日は会場を沸かせて来場者を楽しませたい」と意気込む。

 開催時間は、18日=9時30分~16時。19日=9時30分~15時。フラワーデザイン部パフォーマンスは18日=11時~。

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