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伊豆・土肥の「土肥桜」が早くも開花 例年より10日ほど早く

施設内で開花が確認された土肥桜

施設内で開花が確認された土肥桜

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 伊豆市にある土肥金山(伊豆市土肥)施設内にある土肥桜の開花が12月7月、確認された。

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 土肥桜は伊豆地方特有のサクラの一種で、1958(昭和33)年に北海道大学の小川義雄名誉教授が発見したのがきっかけとなり、接ぎ木を行いながら繁殖したもの。土肥地区でも近年は松原公園を中心に植樹されていて、土肥地区の名物になりつつある。

 同施設にある土肥桜は88本あり、7月につぼみが咲いたのを確認。12月11日現在は園内の日当たりのいい場所に植えられた土肥桜から、2~3つの開花が確認された。

 同施設の小林貴宣社長は「今年の開花は非常に早く、例年であれば年明けに開花する予定。昨年も早かったが、昨年に比べても10日ほど早い」と話す。

 土肥桜の見頃は1月下旬から2月中旬の予定で、近隣観光施設なども、同時期に合わせたイベントやキャンペーンを行うところが多い。地元飲食店の店主からは「予想より大幅に狂うと、観光客の出足に影響が出るのでは」と懸念の声もあるほどだ。

 小林社長は「伊豆で言えば河津や南伊豆、そして熱海がサクラの名所として知られている。土肥の知名度はまだまだだが、同施設にはソメイヨシノやシダレザクラなど複数の見頃のサクラを用意している。今までは自身の場所でPRするのが精いっぱいだったが、今後は伊豆全体をサクラの名所として認知度を上げ、多くの来場者が期待に沿うサービスを一緒に広げていきたい」と話す。

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