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熱海のMOA美術館・能楽堂で「獅子舞」披露 30年以上続く恒例行事

熱海のMOA美術館・能楽堂で「獅子舞」披露 30年以上続く恒例行事

能楽堂で獅子舞を披露する保存会の会員たち

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 熱海のMOA美術館(熱海市桃山町)で1月2日・3日、新年行事「新春獅子舞」が行われた。

 同美術館は1982(昭和57)年に開館した私設美術館。宗教家で美術収集家の岡田茂吉のコレクションを中心に展示しており、国宝である尾形光琳の「紅白梅図屏風(びょうぶ)」を含む国宝3点など、およそ3500の美術品を収蔵・展示している。

 美術館には珍しく能楽堂が設置されているのも特徴で、年を通して能楽や狂言の発表が行われている。同館の泉山茂生さんは「安土・桃山の文化や芸術を伝えるのも当館の重要な仕事の一つ。その文化を体感できる場として能楽堂がある」と話す。

 両日とも3回、およそ30分の舞台を披露した。舞台を担当したのは、横浜市を中心に活動する「関古式囃子(はやし)保存会」の会員8人。メンバーらはお囃子の演奏に合わせ、獅子舞を披露。およそ300人の観客は、獅子舞の動きに拍手で応え、新春の縁起物を盛り上げた。

 三島市から訪れた30代の男性は「今までは外で見ることが多かったが、能楽堂で見ると迫力が違う。舞台を見ながら今年の無事を祈った」と話す。

 保存会の金子正廣会長は「江戸時代から長く続くお囃子の一つ。かつては正月には企業や町内会など多くの行事に呼ばれることが多かったが、近年には減少の傾向にある。長く続いた文化の一つなので懸命に守っていきたい」と話す。

 同企画は同保存会に所屬していた職員の提案から始まったもので、同美術館の恒例行事になっている。泉山さんは「正月に行われている文化を継承し、今後も多くの人に知ってもらいたい」と話す。

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