長倉書店サントムーン店(清水町伏見)で3月24日、書籍「日本で唯一の引き出物プランナーが贈る、結婚までのあと一歩踏み出すための物語」出版記念イベントが行われる。
同書は、日本で唯一の「引き出物プランナー」である兼松明里さんが書いたもの。兼松さんは埼玉県出身で大学卒業後に製薬会社の研究職に従事。2010年に三島へ移住し結婚。2011年に行った挙式の際に起きたエピソードをきっかけに「引き出物プランナー」を立ち上げた。
兼松さんは「自分の結婚式の際、カタログギフトを見ていたが、納得のいく物がなく、それなら自分で2人の特徴が現れたカタログギフトを作成しようと思い、作ったのがきっかけ。以降、友人や知り合いから依頼され、カタログや引き出物の手伝いをしている」と話し、現在多数の案件を抱えている。
同書は引き出物プランナーになるまでの兼松さんのエピソードを中心に、引き出物プランナーの仕事内容や起業や経営に関する思い出などもつづる。兼松さんは「自分の結婚までのエピソードに関しては、かなりのウエートを占めて書いた。結婚したいけど相手がいないと思っている人や、結婚式を行う意味について迷った人などにも読んでほしい」とも。
イベントでは、兼松さんが「春のスタート」をコンセプトに、入園式・各種学校の入学式・入社式・結婚などテーマ別にギフトセットを展示。会場では、兼松さんによるギフト相談会を行うほか、店内にある約20万冊の書籍や文房具などから、プレゼントをされる人の特徴を聞いて、一つひとつ提案していくという。
イベント会場となる「長倉書店」の長倉一正社長は「人生の節目に多くの来店者が訪れる場所。多くの人にギフトの喜びが伝わってくれれば。当イベントを通じて、近年はネット通販で書籍を買う人たちに向けて、書店で本を購入する楽しさを発見してもらいたい」と話す。
開催時間は13時~16時(出版記念トークショーは13時~13時30分)。