道の駅伊豆ゲートウェイ函南(函南町塚本)で5月25日、「伊豆E-BIKE充電ネットワークコンソーシアム」の設立発表会があった。
加和太建設(三島市)が発起人となり、伊豆半島にある10の観光施設やスポットを選定し、E-BIKE(ハイスペック電動アシスト自転車)の充電サービスを行う同事業。
同コンソーシアムの監修を担当した自転車ジャーナリストの難波賢二さんは「国内で個店舗の充電サービスはあるが、ネットワークでつなぐのは日本初の出来事」と話す。
事業はシマノ(大阪府)と連携し、同社の電動ユニットに対応する充電器を提供。参加施設は施設利用をした来場者を対象に30分~1時間の充電サービスを提供する。
参加施設は、同施設のほか、酪農王国オラッチェ(同町丹那)や、道の駅くるら戸田(沼津市)、駿河湾フェリー(伊豆市土肥)、ヒリゾ浜(南伊豆町中木)など10カ所。実証実験は来年5月までの1年間。実証実験はアンケートや施設の動向を見て、運営方法を模索していく。
記者会見で加和太建設の河田亮一社長は「2020年の自転車のオリンピック会場となり話題になっているが、今回の事業は継続的にサイクリング文化を作るもの。今後は多くのイーバイクユーザーが伊豆を目指す土地になってくれれば」と話す。
同事業の事務局担当である本多大典さんは「今後は7月末までに中伊豆、9月末までに東伊豆を含めた25カ所の設置を目指す。自動車とは異なる、新たな伊豆の楽しみを提供したい」と話す。