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伊豆の魅力記載した「伊豆半島手帳」 一年のイベントや絶景風景など盛り込み

「色鮮やかで読み物として読んで楽しい」と話す相馬さん

「色鮮やかで読み物として読んで楽しい」と話す相馬さん

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伊豆半島の景色やイベントを盛り込んだ手帳「伊豆半島手帳」が12月9日、発売された。制作はK Desinen Office(伊豆市)。

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 A5サイズ224ページから構成される同冊子は、2019年1月から週のスケジュールが書き込める手帳形式になっているのが特徴。ページの片側には、その週近辺に行われるイベントなどが記載され、イベントの様子や絶景スポットの風景も掲載している。

 企画・撮影・執筆を行った渡邉一夫さんは「伊豆半島に旅行に来る人は、自分の気に入ったスポットに毎年来る傾向があり、ほかの魅力を知らない人がいる」と指摘。手帳にした理由について「ガイドブックだと旅行の前や旅行中しか触れられない。スケジュール手帳にすることで、一年中伊豆の魅力に気付ける仕組みにしたかった」と話す。

 取材期間はおよそ2年。渡邉さんは編集のポイントとして「自身も行政と一緒にガイドマップや紹介をしたことがあるが、人気のある場所や公共機関など公平性が求められていた。今回は、本当に自分が訪れてほしい場所、会ってほしい人を選んで掲載した」と話す。掲載した場所や人はおよそ150に及ぶ。

 取材を受けた下田市で染物店「相馬京染店」(下田市二丁目)の相馬正明さん(75)は「伊豆の魅力を細かく紹介してもらい、とても色鮮やか。手帳というより読み物として重宝できる」とコメント。手帳について「かつてのにぎわいがなくなり、元気がなくなった印象だが、これがきっかけに下田だけでなく、伊豆がにぎやかになってくれれば」と期待を寄せる。

 今後について渡邉さんは「毎年手帳の情報はアップデートしていきたい。手帳の販売だけでなく、このコンテンツをウェブに発表しガイドツアーも計画するなどして持続できる仕組みをつくり上げたい」と話す。

 手帳は1冊=2,000円。伊豆半島の書店やアマゾンで販売している。

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