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カワヅザクラの原木が見頃迎える 近年はアジア各国の旅行者も増加

満開の原木で記念撮影する東南アジアの観光客ら

満開の原木で記念撮影する東南アジアの観光客ら

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 河津町田中にある、伊豆半島を代表する早咲きのサクラ「カワヅザクラ」の原木が2月19日、見頃を迎えた。

 カワヅザクラは、ハヤザキオオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種と推定されていて、その発祥は飯田典延(すけのぶ)さんの自宅前にある原木とされている。

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 1950(昭和30)年ごろ、典延さんの父親が河津町にかつてあった「峰キネマ劇場」付近でサクラによく似た木を発見し、自宅前に定植したのがきっかけ。原木からは多くの苗木が移植され、町内をはじめ日本全国に広がっている。

 今年は温暖差のせいか、カワヅザクラの見頃宣言を行う町の観光協会は宣言を見送った。観光協会関係者は「今年はまだ見ごろにばらつきがあり、原木は見頃を迎えるが、一部はまだ5分にも満たない地域がある。宣言こそ行えないが、今年は長く楽しめると思う」と話す。

 ここ数年はアジア圏内からの旅行者が多く、インバウンド観光として同地を選ぶ旅行者も多い。警備を担当している観光協会の担当者は「以前は欧米の観光客も多かったが、近年は中国を中心にアジアのお客さんも多くなった」と話す。

 三島市から社員旅行に来た男性は「研修生の多くがフィリピンやミャンマーから来日した人々が多く、日本特有のサクラを眺めたいと要望する研修生が多い。このサクラを来日した日本の思い出になってくれれば」と話す。

 20日からは夜桜のライトアップが開始され、関係者は「まさに今週末が見頃になると思う。一足早い春を感じに来てほしい」と来場を呼び掛ける。点灯時間は18時~21時。3月3日まで。

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