日本大学三島高校(三島市文教町)で2月27日、「グローバルハイスクール成果発表会」が開催された。
同校は2016年から県が推進する「ふじのくにグローバルハイスクール」の研究指定を受けており、生徒たちは3年間、静岡県東部の魅力再発見と国内外でのフィールドワークを通じ、国際社会への理解と地元の魅力を知る取り組みを行っている。
3年間の取り組みの成果を発表したこの日は、教育関係者向けの質疑応答会などを行ったほか、地域の食文化を研究した3年生全18クラスの生徒たちが世界各国の肉料理を関係者に振る舞う「セカイのBBQ試食会」も行われた。
「セカイのBBQ試食会」ブースには、オーストラリアやモロッコ、ドイツやリヒテンシュタイン公国など17カ国18カ所の肉料理が並び、生徒や教育関係者など約200人が世界の味を楽しんだ。
オーストラリアのオージービーフを使った串焼きを提供した、3年14組の大塚桃花さんは「最初バーベキューと聞いた時は驚きを隠せなかったが、オーストラリアのことを調べ、何を振る舞うか考えることがとても楽しかった。クラスが多いため生徒も多い、マンモス校でしかできないダイナミックなイベントが多く、この高校で通ってとてもよかった」と振り返る。
大川幸祐教諭は「企画は教員たちが中心となって活動したが、昨年の夏に行ったギネス記録挑戦と同様、生徒たちが運営を行った。思った以上に生徒たちが自主的に活動してくれ、大きな成長が見えた。今後も生徒が成長できる場を提供していきたい」と話す。