イベント「猫地蔵会議」が4月28日、函南町丹那にある曹洞(そうとう)宗寺院「長光寺」(函南町畑)で開催される。
曹洞宗長光寺は慶長年間(1956年~1615年)に建立された、400年以上の歴史を持つ寺。現在は住職の柿沼忍昭さんが管理・維持し、地域住民たちと共に運営を行っている。
今回のイベントは、寺にすんでいる「副住職」の「キーちゃん」(雄・推定14歳)が「主催」。演奏家や切り絵作家、後援には柿沼さんなどが共催だが、「あくまでもキーちゃんを主体としたイベント」で「人間はおまけ」と柿沼さんは笑う。
キーちゃんは、柿沼さんが住職に就任した2011年から寺にすみ着いた猫の1匹で、その人懐こさから来山者との「接待」と称したコミュニケーションや、記念撮影のサービスを実施。現在では長光寺の「広報活動」を行っている。
イベントではキーちゃんを慕って集まった人たちがパフォーマンスを行う。切り絵作家の水口千令さんのほか、琴と和太鼓・津軽三味線によるオリジナル曲の演奏のほか、柿沼さんはキーちゃんから「聞き取った」という猫のための新元号を書道で発表するという。
柿沼さんは「どのような展開になるのか自身も楽しみ。猫好きな人だけでなく、多くの人に来てもらえれば」と話す。
開催時間は14時~。参加無料。