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沼津でシェアサイクル事業始動へ 観光やインバウンド需要拡大に期待

シェアサイクル「ハレノヒサイクル」を試乗する土屋副知事たち

シェアサイクル「ハレノヒサイクル」を試乗する土屋副知事たち

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 沼津港(沼津市千本港町)で4月22日、シェアサイクルサービス「ハレノヒサイクル」事業開始に先立ち試乗会が行われた。

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 加和太建設(三島市)が2018年から展開するサービス事業で、三島市・長泉町に続いて3例目。3市町内のステーション(駐輪場)は36カ所で、およそ100台の登録された自転車が行き交う。

 沼津市では、沼津観光協会と協力しながら設置を行っており、市内に新設したステーションは全6カ所。設置場所は沼津港をはじめ、市内ホテル、沼津御用邸記念公園など、観光利用者を意識する。

 利用にはスマートフォンアプリの登録が必要で、支払いはキャリア決済のほか、クレジットカードや電子マネーにも対応する。利用料金は、15分=100円、1日=15,00円。地元民の日常利用も見込む。

 この日は協会の土屋雄二郎会長は「沼津港にはバス・自家用車を中心に170万の観光客が集まっている。このシェアサイクルが活用されることで、沼津港周辺の施設から新しい観光メニューや周遊性が高まるサービスが生まれてくれれば」と話す。

 試乗会では、土屋優行副知事ら県の関係者や、沼津市内の観光関係者らが集まった。沼津グランドホテル(同市大手町)の板倉美海(みう)さんは「意外と乗りやすく、勧めやすい。国内の利用客だけでなく、近年多くなっている海外旅行者にも勧めていきたい」とインバウンド需要に期待を寄せる。

 沼津市内でのサービス提供は24日から。

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