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三島の美術館で吉澤章さん折り紙作品展 動物など作品600点

大きさ2.6メートルのキリンの折り紙と、深沢さんたちスタッフ

大きさ2.6メートルのキリンの折り紙と、深沢さんたちスタッフ

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 佐野美術館(三島市中田町)で現在、企画展「受贈記念 吉澤章 創作折り紙の世界」が開催されている。

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 吉澤さんは栃木県生まれの折り紙作家。4歳の時に折り紙に魅せられたのをきっかけに、94歳で亡くなるまで間、独自の視点から多くの作品を発表し続けた。作家活動は国内にとどまらず、1955年(昭和30)、オランダ・アムステルダムでの個展をはじめ、世界に日本の折り紙文化を伝えた第一人者として知られている。

 吉澤章さんの折り紙作品約600点を展示する同展。広報担当者の深沢春奈さんは「2017年の10月、吉澤さんの遺族から当館に寄贈された作品を展示する。多くの世代に楽しんでもらおうと1年半かけて企画した」と話す。

 作品は1枚紙で織り上げた、犬、猿、ゴリラをはじめ、龍やえとなど。数センチの小さな作品から、全長2.6メートルのキリンなど幅広い作品が並ぶ。

 深沢さんは「どれも緻密に計算されたもので、展示品は安全上ワイヤを張っているが作品は全て自立する。動物の愛くるしい表情など作品の見せる豊かな表現が吉澤さんの作品の特徴。一つひとつ異なる表情に注目してほしい」とも。

  開館時間は10時~17時。入場料は、大人(大学生以上)=1,000円、小中高生=500円。木曜休館。GW期間中は無休。

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