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伊豆でところてんに特化したイベント 「わんこところてん」体験も

今回「国王」に就任するところてん衛門と栗原さん

今回「国王」に就任するところてん衛門と栗原さん

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 三嶋大社前にある「大社の杜みしま」(三島市大社町)で6月9日、ところてんに特化した地域イベント「開国!ところてん王国」が行われる。

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 伊豆のところてんメーカーや、テングサ漁師、地元のところてん好きで結成する「伊豆ところてん倶楽部」が企画した同イベント。

 伊豆ところてん倶楽部の栗原康浩会長は「昨年、6月10日をところてんの日に制定し、ところてんの認知向上を目的にイベントを開催した。伊豆はところてんの原材料になるテングサの産地。しかし、現在は記録的な不漁でマイナスなニュースが多い。当イベントを通じて、伊豆のところてん文化を多くの人に知ってもらい、プラスなイメージを持ってほしい」と話す。

 当日は、同倶楽部のマスコットキャラクター「ところてん衛門」が国王となり、1日だけの王国を建国する。来場者はところてん王国の国民になることを目指してスタンプラリーで課題クリアに挑む。スタンプを集めた「国民」には、イベント後協賛店で使える「旅券」クーポンを進呈する。

 会場ではこのほか、わんこそばに見立てた「わんこところてん」体験(参加費=500円)を用意する。参加者は食べる側と天突きでところてんを給仕する側の2手に分かれて、食べる側が満腹になるまでところてんを給仕する。ところてんのたれには定番の「三杯酢」「めんつゆ」のほか、西日本では定番という「黒蜜」、伊豆のワサビを使った「わさびドレッシング」を用意する。

 事前にわんこところてんにチャレンジした、「大社の杜」スタッフの大塚徹さんは「三杯酢は必ずむせるが、黒酢の場合はもったりして飽きやすい。バランスをとりながら食べるのがコツ」と話す。

 併せて、テングサを採取する海女の顔ハメパネルを使った撮影会、海藻押し葉協会の野田三千代さんによる海藻押し葉教室、同施設のテナントによるオリジナルメニュー販売などを行う予定。

 栗原さんは「ところてんを中心に、伊豆と海の奥深さを遊んで学んで体験してほしい。子どもだけでなく大人にも知ってほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~16時。入場無料。

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