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伊豆のところてんメーカーが直営ところてん専門店 創業150年の歴史で初店舗

「三島の新しいおみやげになってもらえれば」と話す栗原社長(右)と高橋店長

「三島の新しいおみやげになってもらえれば」と話す栗原社長(右)と高橋店長

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 ところてんやこんにゃくを製造・販売する栗原商店(清水町伏見)は3月28日、「甘味 伊豆河童 三島広小路店」(三島市広小路町)をオープンした。

 同社は1869(明治2)年から続くころてんの製造販売、こんにゃくの卸などを行っている。戦時中など一時休止した時期もあったというが、現在は4代目の栗原康浩さんが社長を務める。栗原さんは「当社のテングサは、硬めの東伊豆産と柔らかめの西伊豆のブレンドした独特の商品。粘りとコシが強く、風味よくしっかりとした食感が特徴」と話す。

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 今回の開店した店舗は、同社の寒天を使った専門店で、およそ18坪の店舗面積では、イートインスペースが26席あり、軽食も可能。店頭ではテークアウト商品の販売を行っている。

 メニューは、天つき棒を使って自分でところてんを作る「ところてん」(540円)を中心に、同店で作られた寒天を使ったあんみつも並ぶ。栗原さんがお薦めするのは「季節のフルーツあんみつ」(850円)で、その季節に合わせた新鮮なフルーツを添えて提供するという。

 同社にとっては創業150年の歴史の中で初の店舗出店となる。栗原さんは「今回の出店は、三島で同社のところてんが食べたいという利用者のニーズに応えた結果。テークアウトを作ったのも三島のお土産として、ネットではない人の手に渡る商品を提供したかった」と話す。

 「常に伊豆のところてんの価値向上を考えてきた結果が出店になった。20年前にスーパーの納品がメインだった時代に、インターネット通販に進出し、価格の安さに注目していた寒天を天つき棒とセットで販売するなど、付加価値をつけていった。今回はネットに依存しない新しい展開を150年目という節目で行った」とも。

 今後は「冬にはおでんや、温かい商品を提供していければ。今後もさまざまな形で三島の街に貢献できるサービスを行っていければ」と話す。

 営業時間は10時30分~18時30分。水曜定休。

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