伊豆・三津シーパラダイス(沼津市内浦長浜、TEL 055-943-2331)で現在、サクラダイの企画展示が人気を集めている。
回遊水槽内に飼育しているサクラダイ約400匹と造花のサクラを展示している。同館営業主任の田代周弘さんは「400匹のサクラダイを展示しているのは世界最大。毎年恒例の展示で、サクラの開花前に多くの来館者に楽しんでもらえている」と話す。
サクラダイは南日本を中心に多く生息する、体長約15センチの魚。雌性先熟で、生まれた時は全て雌だが、成長するにつれ一部の魚は雄に性転換していく。雄に成長したサクラダイは、もともとオレンジ色の体に銀色の斑点ができるのが特徴とされ、その斑点がサクラの花びら似ていることから名前が付いた。
訪れた三島市在住の30代男性は「サクラダイが泳ぐ姿が、夜桜の花びらが舞うようなイメージで美しい。真冬にサクラが見られるとは思わなかった」と感想を話した。
営業時間は9時~17時。入場料金は大人=1,960円、小人(4歳~小学生)=980円。同展示は4月10日まで。